男性の車椅子ユーザーの方へ ― 成人式・式典の袴の着こなし

20歳の集い・成人式の着物というと、女性の装いを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、男性の袴姿も人気の装いです。
「車椅子でも、袴で成人式・20歳の集いに出席できるだろうか」と迷われている男性の方へ。
また、叙勲式などの公の式典で、車椅子用の男性袴を利用したいと考えている方にも、ぜひご覧いただきたい内容です。
羽衣スタイルは、車椅子の方のための着物を専門に扱い、男性の車椅子ユーザーの方の袴にも数多く対応しております。
この記事では、男性の袴の着こなしと、車椅子での着用についてご案内します。
成人式や卒業式で男性が袴を着る理由
特別な日の着物姿は、女性だけのものではありません。
男性が袴を着て、成人式や卒業式などの式典へ出席することも人気です。
男性の袴姿は、平安時代後期より武家の男子の服装として登場しました。
時代を経て、江戸時代後期には五つ紋の羽織袴姿が礼装、つまり正式な服装として確立されていきます。
明治時代に入り、洋装のタキシードなども礼装となりましたが、日本古来の礼装である袴は格式の高い衣装として、現代でも七五三、成人式、結婚式などの改まった節目で着用されています。
袴姿には、すがすがしさと堂々とした凛々しさがあります。
生まれてからこれまでの時間や、ご本人とご家族のさまざまな思いを感じられる瞬間でもあります。
日本の伝統衣装を身にまとう喜びを、ぜひ感じていただけたらと思います。
車椅子の男性でも、成人式や卒業式で袴を着用できます
羽衣スタイルの袴は、車椅子の方のために仕立てられています。
お身体の状態によっては、紐や帯による締めつけが難しい方もいらっしゃいます。
呼吸チューブや胃ろうボタンを使用されている方は、余裕のある着付けが必要となるため、紐で固定する通常の着付けが難しい場合があります。
羽衣スタイルの男性袴は、そうした着付けの不安を解消するために工夫されています。
襟元はマジックテープで固定するため、喉元をゆるく着付けても襟が乱れにくい構造です。
帯も、ゆるく装着しても落ちにくいよう、独自に開発した袴と簡易帯を使用します。
そのため、男性の車椅子ユーザーの方も、座ったままの楽な姿勢で着付けることができ、締めつけの不安を抑えながら一日を過ごせます。
車椅子で袴を着たときのトイレの不安について
着物を着用すると、「トイレが大変なのではないか」「本当に行けるのだろうか」と心配になる方も多いと思います。
羽衣スタイルの特殊袴は、意匠特許を取得した、お尻の部分に生地がない特殊形状です。
形状を聞くと見た目が不安になるかもしれませんが、車椅子に座った状態では、どの方向から見ても美しく凛々しい袴姿に見えるよう仕立てられています。
お尻部分の生地をなくすことで、座ったまま楽な姿勢で着付けることができ、締めつけを抑えながら一日を過ごせます。
車椅子のずり落ち防止用の股ベルトを使用されている方も少なくありません。
通常の袴では、股ベルトを装着したまま着用することは構造上難しい場合があります。
羽衣スタイルの袴であれば、股ベルトを装着したまま袴を着ることができ、安全な状態を保ちながら、きれいな袴姿を整えられます。
袴の内側には、ご本人のズボンやジャージなどを履いていただきます。
お尻部分に袴の生地がないため、トイレの際も座面を移動するだけで対応しやすくなっています。
着物自体も短めに仕立てているため、トイレの邪魔になりにくい構造です。
男性の袴の着こなし
男性の袴は、凛とした落ち着きのある装いです。
20歳という人生の節目に、堂々とした大人らしさを感じられる袴姿で晴れの日を迎えてください。
男性らしい凛とした装い
堂々とした男性の袴姿は、ここまで成長した証でもあります。
20歳の集い・成人式の晴れ舞台にふさわしい装いです。
これまでの思いが形になる瞬間
生まれたときから成人になるまでの時間、頑張り、感謝など、さまざまな思いが形になる瞬間でもあります。
日本の伝統衣装を身にまとう意味
羽織袴は、日本古来の正式な礼装です。
自国の伝統衣装を身にまとったときにしか分からない、歴史をつないできた日本人の心を感じる瞬間でもあります。
車椅子に座ったまま着付けができる理由
羽衣スタイルの袴は、ご本人一人ひとりの身長や体型に合わせて着物を仕立て直す、福祉専門のセミオーダー形式です。
お一人おひとりの寸法だけでなく、次のような内容も確認します。
- 医療機器の使用状況
- トイレの方法
- 車椅子の形状
- 身体の動かしやすさ
- 締めつけを避けたい部分
これらを確認し、一着ずつ丁寧に仕上げていきます。
一般的な着物レンタルのように、着物の柄と身長・身幅だけで衣装を選ぶ方法とは異なります。
ご本人の詳しい状態を把握し、車椅子用着物の専門店ならではの知識と対応力によって、座ったまま着せられ、見た目にも美しい袴姿を実現します。
車椅子用の袴は、どうやって着せるのですか?
「車椅子用の袴があることは分かったけれど、着付師さんにはどう頼めばよいのだろう」「どうやって着せるのだろう」と不安に思われる方もいるでしょう。
羽衣スタイルでは、着物に関する特別な知識がなくても、ご家族が着せられる特殊な着物を開発しております。
一緒にお届けするマニュアルに沿って着付ければ、着付けの知識がない方でも、座ったまま約15分で着せることができます。
そのため、美容室へ行ったり、着付師をご自宅へ呼んだりしなくても、ご家族がご自宅や病院などで着付けることが可能です。
周囲の環境に敏感なお子様にも、安心してご利用いただいております。
成人式は一生に一度の晴れ舞台
頑張ってきた日々が形になり、ひとつの節目となる成人式は、ご本人にとっても、ご両親にとっても特別な晴れ舞台です。
車椅子だからと簡易的な装いで済ませるのではなく、袴という晴れの日らしい装いで、その日を迎えていただきたいと思います。
申し込みから成人式当日までの準備
はじめての方でも迷わないよう、申し込みから当日までの準備の流れをご案内します。
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ご相談・お問い合わせ
ご本人の身体の状態や、成人式・式典の日程をお伝えください。 -
袴選び・形状確認・サイズ計測
袴の柄を選び、車椅子のタイプや医療機器の有無も確認します。 -
セミオーダーでのお仕立て
計測いただいたサイズとお写真から詳細な丈を割り出し、丁寧に縫い込みを行います。 -
前撮りの日程確認
前撮りをする場合は、撮影日をご連絡ください。 -
着物・袴の発送
着用日の10日前までに、ご自宅へ郵送いたします。 -
到着後の確認
着物・袴や送付内容に不具合がありましたら、すぐにご連絡ください。 -
成人式・式典当日
準備を整えて、晴れの日をお迎えください。
お客様の声
息子の成人式に袴を着せたくて相談しました。
男性の袴も車椅子で着られると知り、座ったまま、私でも着付けることができました。
凛とした袴姿に成長を感じ、涙があふれました。
成人式で袴を着用されたお客様のご家族より
車椅子だから洋服で成人式を迎える予定でしたが、袴を着られると聞いて気持ちが変わりました。
袴姿で晴れの日を迎えられて、本当によかったです。
友達とも一緒に写真が撮れて、うれしかったです。
成人式で袴を着用されたお客様より
よくあるご質問
Q.男性でも車椅子で袴を着て成人式に出席できますか?
A.はい、できます。
羽衣スタイルの袴は車椅子の方のために仕立てられており、男性の車椅子ユーザーの方も、締めつけを抑えながら、座ったまま着付けができます。
トイレにも行きやすい構造です。
Q.男性の袴はどのような装いになりますか?
A.成人式の晴れ舞台にふさわしい、堂々と凛とした装いです。
男性の羽織袴は、日本古来の武家の礼装として受け継がれてきました。
Q.車椅子に座ったままで男性の袴はきれいに見えますか?
A.はい、きれいに見えます。
座った姿勢でも、袴と着物が端正に見える特殊な仕立てです。
どの方向から見ても、美しく凛々しい袴姿に見えるよう工夫されています。
Q.要介護度が高くても袴を着られますか?
A.はい、着られます。
座位を保つことが難しい方には、寝たまま着付ける方法もあります。
身体の状態に合わせて、着物の仕上げ方や着付け方法を調整します。
Q.袴の準備はいつから始めればいいですか?
A.1年ほど前から、早めにご相談いただくことをおすすめします。
成人式のシーズンは申し込みが集中するため、余裕を持った準備が安心です。
男性の成人式・式典を、袴姿で
男性の車椅子ユーザーの方の袴姿は、座ったまま着せられる羽衣スタイルの福祉着物で実現できます。
成人式や卒業式、公の式典という晴れ舞台を、袴という晴れの日らしい装いで迎えていただきたいと思っています。