車椅子でも振袖を着て成人式に出席できます

成人式・二十歳の集いは、ご本人にとってもご家族にとっても大切な節目です。
「振袖を着て成人式に出たい」「娘に振袖姿で晴れの日を迎えさせたい」。その気持ちは、車椅子をお使いの方でも変わらないものだと思います。
一方で、障がいがあることや、身体への負担、当日の着付けのことを考えると、「本当に振袖を着られるのだろうか」「疲れないだろうか……」「七五三の時は嫌がったし……」「トイレは大丈夫だろうか」といった不安は必ずあるのではないでしょうか。
羽衣スタイルは、車椅子の方のための振袖を専門に扱っております。
これまでも多くの方が、短時間で着せられるスカートタイプの振袖や、座ったまま・寝たまま着せられるエプロンタイプの振袖で晴れの日を迎えております。
この記事では、通常の振袖を着る大変さ、障がいのある方専用の福祉着物について、特徴から当日までの流れをご案内します。
車椅子で着物を着ることは、なぜ大変なのか
そもそも車椅子で振袖を着ることは、なぜ難しいのでしょうか。
通常の振袖を着るには、約30分間、立った姿勢を保つ必要があります。そして、一枚の長い着物を身長に合わせ、紐で縛って調整します。
肌襦袢・長襦袢・着物と3枚を重ね、使う紐は4本以上。さらに長い帯を二重に巻き、背中側に飾り帯を結びます。
そのため、次のような問題が出てきます。
- 立った姿勢を保てない
- 紐の締め付けが苦しい
- 何枚も重ね着することで身体に負担がかかる
- ずり落ち防止の車椅子付属ベルトが使えない
- 背中を起こせず、帯を背中側で結べない
それでも何とか着せてみたとしても、着付けに体力と時間を使ってしまうと、晴れの日を喜ぶ体力が残っていない状態になることがあります。
その結果、ご本人だけでなく、ご家族全員が疲れてしまう一日になってしまう可能性もあります。
車椅子の方のための振袖の特徴
羽衣スタイルの振袖は、そうした身体への負担をなくすための工夫を随所に凝らしております。
お一人おひとりの身体の状態やサイズに合わせて、着物そのものを仕上げてお届けする、セミオーダー式の振袖です。
身体に負担をかけない工夫
車椅子の方が無理なく、重ね着の重みを感じることなく、美しく振袖を着られるよう、衿一体型のセパレート着物になっています。
腕が上がりにくい方や、上半身に力が入りにくい方のためにも工夫がなされており、身体を起こさなくても着せやすい上衣となっております。
座ったまま、ウエストベルトや股ベルトがあっても着せられる工夫
下衣は、巻きスカート振袖とエプロン振袖から選ぶことができます。
お一人おひとりの身体の具合や体力、成人式当日の過ごし方を伺いながら、仕上げ方法を決めていきます。
丈も一人ひとりのサイズに合わせて縫い合わせるため、当日に紐を使ってサイズ調整をする必要がありません。
特別な知識がなくても着せられる特殊形状
着物や着付けの知識がなくても、約10~15分で着せられる、身体にやさしい特殊形状です。
意匠特許を取得した形状により、ワンタッチでの着付けを可能にしました。
ご家族による着付けや、ご自宅での着付けも可能です。
座った時に美しく見える車椅子専用柄の豊富なラインナップ
座った状態でもバランスよく、美しく見える柄を選んでおります。
100着以上の振袖から、ご本人のお好みの柄を選ぶことができます。
成人式当日の流れ
成人式当日は、おおむね次の流れで進みます。
ご本人の体調を見ながら、無理のないペースで進めましょう。
1.着物の送付
事前に打ち合わせを行い、細かなサイズ調整をして丁寧に準備した振袖を、着用日の10日前までにお届けします。
成人式当日までに、衣装や同梱物の確認をしておいてください。
2.着付け
簡単に着付けができる工夫がなされているため、ご自宅で、ご家族に着付けをしてもらうことが可能です。
また、行きつけの美容室に着付けをお願いする方もいらっしゃいます。
3.記念撮影
振袖姿で記念撮影をします。
たくさんの笑顔のお写真を残してください。
4.成人式会場では
式典が長時間に及ぶこともありますが、着心地が楽なので、身体への負担を抑えながら過ごしていただけます。
トイレも簡単に行けるため、ストレスを減らして一日をお過ごしいただけます。
5.式のあと
式のあとは、同級生の皆さんや恩師の方々、ご家族やご親戚の皆様と写真を撮ったり、思い出を話したりしながら、楽しい時間をお過ごしください。
6.式典が数日ある場合
一度目の着用後、ハンガーにかけて軽く汗を飛ばしたあと、同じように着用してください。
ひどい汚れが付いた場合は、羽衣スタイルまでご連絡ください。
車椅子用振袖は30日間のレンタルです。期間中は、何度でも着用していただきたいと思います。
当日の体調が不安でも方法があります
成人式当日の体調が読みにくい場合は、前撮りで記念撮影をしておく方法があります。
成人式当日の参加と前撮りを、ご本人の状態に合わせて選ぶことができます。
申し込みから成人式当日までの準備
はじめての方でも迷わないように、申し込みから成人式当日までの準備の流れをご案内します。
準備の流れ
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ご相談・お問い合わせ
ご本人の身体の状態や、成人式の日程をお伝えください。 -
振袖選び・形状確認・サイズ計測
振袖の柄を選び、着物の形状やサイズ、車椅子のタイプを確認します。 -
振袖のお仕立て
計測いただいたサイズとお写真から、詳細な丈を割り出し、丁寧に縫い込みをしていきます。 -
前撮りの日程確認
前撮りをする場合は、撮影日をご連絡ください。 -
振袖の発送
着用日の10日前までに、ご自宅へ郵送いたします。 -
到着後の確認
着物や袴、送付内容に不具合がありましたら、すぐにご連絡ください。 -
成人式当日
準備万端で、成人式当日をお迎えください。
振袖は人気の柄から決まっていくため、成人式の準備は早めに始めることをおすすめします。
お客様の声
「車椅子の娘に振袖を着せられるとは思っていませんでした。座ったままきれいに着付けることができ、成人式の晴れ姿は家族みんなの宝物になりました。」
成人式で振袖を着用されたお客様のご家族より
「成人式当日が不安だったので前撮りもしました。どちらも振袖姿で写真を残せて、本人もとても喜んでいました。祖父母にも見てもらったり、何回も着ることができました。」
成人式で振袖を着用されたお客様のご家族より
よくあるご質問
Q.車椅子でも振袖を着て成人式に出席できますか?
A.はい、できます。
羽衣スタイルの振袖は、車椅子の方のために仕立てられており、車椅子に座ったまま着付けができます。
多くの方が振袖姿で成人式に出席されています。
Q.車椅子に座ったままで振袖はきれいに見えますか?
A.はい、きれいに見えます。
座った姿勢でも振袖の柄や帯が美しく見える着物の柄を選んでおります。
座った姿が美しく見える着物の仕立ても、車椅子の方のための振袖の特徴です。
Q.当日参加できるか分からなくても申し込めますか?
A.はい、ご相談いただけます。
前撮りで記念撮影をしておく方法もあります。
成人式当日の体調に左右されず、振袖姿を残すことができます。
30日間のレンタルなので、期間中は何度でも着用いただけます。
Q.振袖の準備はいつから始めればいいですか?
A.早めの準備をおすすめします。
振袖は人気の柄から決まっていくため、成人式の2年前からご相談いただけます。
お一人おひとりのお仕立てに時間を要するため、成人式の6カ月前までにはご予約をお願いいたします。
車椅子で迎える二十歳の特別な一日を、振袖姿で
車椅子の方の振袖の準備は、早めに始めるほど選択肢が広がります。
成人式という一度きりの晴れの日を、振袖姿で迎えていただきたいと思っています。